代表者氏名 | 大槻 優子(おおつき ゆうこ) |
---|---|
代表者所属機関 | つくば国際大学 医療保健学部看護学科 |
役職・課程 | 教授 |
助成年度 | 2013年度 |
遠隔地から被災地母子支援施設への継続した支援方法としてIT活用による支援体制の構築
本研究は、東日本大震災被災地への遠隔地から被災地母子支援施設への継続した支援方法として、IT活用による支援体制の構築を行うことを目的とする。研究対象は、NPO「母と子の虹の架け橋」の実施施設、釜石市「ママハウス」スタッフ4名、「タブレット相談」の相談者1名である。研究方法は、「タブレット相談」実施後に半構成面接により、タブレット端末の機器の操作に関すること、専門職による支援について、今後専門職に臨むことについて聞き取りを行った。分析方法は、内容の質的分析の手法を用い、データをコード化し意味内容の同質性・異質性に基づいて分類した。その結果、【タブレット端末の利用】【被災地の母子ケア不足】【継続支援への期待】【支援者・スタッフ・相談者の信頼関係の必要性】【相談における事前準備】【広報の手段】【施設利用者のニーズの変化】の7つのカテゴリーを抽出した。本研究は了徳寺大学倫理審査委員会の承認を経て実施した。