代表者氏名 | 野出 孝一(ので こういち) |
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代表者所属機関 | 佐賀大学医学部循環器内科 |
役職・課程 | 教授 |
助成年度 | 2014年度 |
高齢者重症心臓病の看取りに関する調査研究
本研究では、終末期心疾患患者を在宅または介護施設で看取るための環境を創出するために、在宅医療・介護の現場の実態を調査し必要条件を明確にした。患者を中心として多職種が連携するためには、在宅あるいは施設において患者の具体的なデータを収集し、これを共有することが不可欠である。そのために、本研究では遠隔モニタリングを活用した。更に心電図や呼吸状態の在宅モニタリングを追加することによって、心疾患患者の終末期に在宅緩和ケアを導入するための環境を創出した。具体的には在宅及び介護の現場における終末期心疾患患者の実態を評価する為に、地域の在宅医療を積極的に行っている病院・医院や、訪問看護ステーション、ケアマネージャー、介護福祉士らを対象に、通院患者や入所者に関する実態調査を行った。