研究概要

代表者氏名高石 啓人(たかいし あきと)
代表者所属機関早稲田大学人間科学学術院
役職・課程非常勤講師
助成年度2017年度

研究テーマ

教師の視点から見たスクールソーシャルワーカーの役割に関する調査研究

研究概要

 子どもを取り巻く現状は厳しい。学校現場では不登校数などに表れてきており、家庭状況の厳しさは経済状況、虐待件数などからうかがい知ることができる。こうした現状に対して、文部科学省は福祉的な支援の一策としてスクールソーシャルワーカー(以下、SSWr)を導入した。
 しかし法的な位置づけ、研究などを含め、SSWrの役割は明確にされていない現状がある。特に教育現場で活動する以上、教員との連携は必須であるが、教員からの理解不足が課題にあがるなどSSWrが本来期待されている役割を果たしているのかは疑問が残る。そこで、本研究の目的はSSWrが教員からどのような役割を求められており、どのような役割を果たそうとしているのかを検討し、SSWrの役割を明らかにすることにある。
 本研究ではインタビュー調査の結果、一部分ではあるが、SSWrの役割を検討することが出来た。