代表者氏名 | 加古 まゆみ(かこ まゆみ) |
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代表者所属機関 | 広島大学 医系科学研究科 国際災害看護学 |
役職・課程 | 准教授 |
助成年度 | 2020年度 |
広島県における福祉避難所のモデルケース構築に関する支援調査
日本は災害大国であり、災害時に避難行動や生活に要支援となる住民を、包括的に支援できる災害防災対策の実施が喫緊の課題である。地域社会では高齢者人口の拡大により、要支援者の増加が予想される。そのため、福祉避難所の果たす役割が重要となってくるが、災害時に策定事項を実施できないケースが報告されている。本研究では、アンケートにより広島県内における福祉避難所の実態を把握し、施設の災害への準備と対応、市町村行政の支援の在り方、福祉避難所と行政の調整を促進するための方策などを考察し、モデルケース構築を目指すものである。これにより既存する運営マニュアルに関する検証と提言を行うことができる。福祉避難所の開設準備・運営を行う際の課題を共有し、解決方法を具体的に可視化できる。福祉避難所運営に関する情報共有を、両者(行政側、施設側)にしてもらい、モデルケース構築を提示することにより、具体策を広く一般共有できる機会とする。