心のケアフォーラム

全国各地で自然災害が発生する昨今、生活の再建とともに、災害で傷ついた被災者の心のケアの必要性が指摘されています。その一助として、時間をかけてじっくりと相手と向き合い、お話を聴かせていただく“傾聴ボランティア”に、期待が寄せられています。

ユニベール財団では、相手の想いを聴かせていただき、心に寄り添って自立を見守る"傾聴ボランティア”を学んでいただくことを目的に、ボランティア・ミシガン研修を実施してきました。
より多くの方にミシガン研修のエッセンスに触れていただき、被災者の心のケア活動に活かしていただきたいと、「心のケアフォーラム」を開催しています。相手の心に寄り添うボランティア活動の輪が広がっていくことを願っています。

フォーラム・レポート

2019年度

四日市市で“心のケア“を考えるフォーラムを開催
セルフケアを取り入れながら、相手に寄り添う傾聴活動の継続を

『ボランティア・ミシガン研修』の修了生が所属する三重県四日市市のボランティアグループ・傾聴同好会(代表・開発道代氏)と共同で、8月3日、『心のケアを考えるフォーラム』を開催しました。国内各地から120名を超えるボランティアが集い、地域を越えた傾聴ボランティアの繋がりが一層深まりました。

フォーク氏による基調講演

講師には、福祉分野の学術的な研究と実践で高い評価を得ている米国ミシガン大学から臨床ソーシャルワーカーのフォーク阿部まり子氏を迎え、「ボランティア自身のセルフケアとしての“マインドフルネス”」と題して講演いただきました。相手の話に耳を傾け、心に寄り添う“傾聴”の役割を確認し、支援者自身の援助疲労を防ぐためのセルフケアについて教えていただきました。講演後の質疑応答の時間には、ボランティア活動を進める上でのさまざまな課題について共に考えました。

土井氏からの活動報告

また、熊本地震の被災地で、震災直後から被災者の心のケアのために傾聴活動を続けているNPO法人傾聴ネットキーステーション(熊本市)の副理事長・土井和子氏から、仮設住宅での訪問活動を報告していただきました。

交流会の様子

フォーラム終了後には交流の時間が設けられ、『ボランティア・ミシガン研修』の修了生をはじめ、全国から参加したボランティアたちが自由に話し合いました。参加者からは、このネットワークをより確かなものにし、傾聴を通じた人々への貢献活動をさらに進めていきたいとの声が聞かれました。